ペットの納骨

極楽にいるペットたちの安寧を祈り、
現世のご家族を清らかな光で優しく照らしてくれるよう願いを込めて
ペット供養墓『浄光塔』を建立しました。

令和四年初頭、檀信徒様の要請などもあり、
寒山寺においても境内の一角にペット供養の永代納骨墓を設けさせていただきました。

供養墓の名前は「浄光塔じょうこうとう」です。
極楽にいるペットたちが現世のご家族を清らかな光で優しく照らすとの意味を込めています。
モニュメント上部の○、円は清浄な光を発する月に見立てた円相えんそうという禅的なシンボルです。

皆様よりお預かりしたペットたちの菩提を、丁重に長く弔うことが出来ればと考えております。


ペットの納骨について

ペット供養墓『浄光塔』

『浄光塔』永代供養合祀納骨

  • 令和四年建立の新しい供養墓。
  • 納骨後の管理費がいらない合祀納骨です。
  • 火葬のご相談も事業者様を紹介できます。
1霊:50,000円
(納骨40,000円、納骨法要10,000円のお布施をお願いします。)

お申し込みと当日について

①納骨は電話・メールにてご予約を承ります。その際、施主様のお名前、ご住所、電話番号など連絡先、ペットのお名前、種別、亡くなった日、お名前プレートの要・不要、法要候補日(3日程)をお伝え下さい(メールは返信にお時間を頂く場合がございます)。

②当日お越しの際は、お骨と墓花(1対)をご持参ください。写真・位牌・お供えなどは、任意でご持参頂ければ結構です。


ペットのお名前を残せます

ペット供養墓『浄光塔』

浄光塔にお名前プレート設置

  • 浄光塔に納骨したペットのお名前を残せます。
お布施:30,000円(1霊につき)

補足事項

・お布施は設置に対していただきます。設置するプレートは当寺がご用意いたします(お布施以外のプレート実費などは不要です)。


ギャラリー


ペットの納骨に関するFAQ

Q. 納骨に予約は必要ですか?
予約をお願い致します。メールで頂いた場合はご返信にお時間をいただく場合がございますので、お急ぎの場合はお電話にてお願いいたします。
Q. 納骨にかかる時間はどのくらいですか?
20分程度です。
Q. 個別での納骨は可能ですか?
合同納骨墓『浄光塔』への合祀納骨となり、個別での納骨には対応しておりません。
Q. 納骨した後、骨は返してもらうことはできますか?
合祀納骨のみのため、納骨後お骨のご返却はできません。
Q. 火葬は対応していますか?
当寺境内での火葬はできませんが、火葬業者様を紹介することは可能です。
Q. お支払いはいつすればよいですか?
納骨の法要時にお寺へ現金にてお布施をお願い申し上げます。
Q. ペットの名前を供養塔に設置するのは納骨後でも依頼できますか?
後日でも可能です。設置のためのプレート作成には10日程お時間を頂戴し、完成後にご連絡を差し上げます。

動物供養について

現代社会において、犬や猫に代表される様々な動物は、
人間が単に飼育するペットという存在ではなくなり、家族の大切な一員となっています。

日本においては、動物供養の歴史は非常に古く、縄文時代の遺跡より、
埋葬された形で犬の骨が出土したことが、 供養の起源と考えられています。

また、ペットとは違いますが、
ラットのように、病院において医学の進歩のため動物実験に身を捧げるといった、
人間の都合によりその命を断たれた動物たちの菩提を弔うために、
多くの大学病院において、供養祭や法要を営まれていることもよく知られています。

このような動物の為の慰霊行為は海外では見ることができず、
人間とその他動物の生命を等価値としてみる宗教観、仏教的に申しますと、
「全ての生きとし生けるものは仏様である」との思想が、
日本人に深く根付いているといえるでしょう。

昨今、ペットに関係するサービスが多様化する中、
供養に関してもその必要性がクローズアップされることも多いと聞きます。

しかしながら、我々日本人にとって、
動物を供養するということは、古くから行われてきたことです。

古来より動物たちの生命の尊厳性を重んじる姿勢は変わらないからこそ、
現在においても動物供養の必要性が求められると言えるのではないでしょうか。


歴史上、禅宗の僧侶は
どのように動物と接していたか

私たち日本の臨済宗の禅僧たちはいかに動物と接したのでしょうか。

その疑問を解くべく残された資料を読んでいきますと、
彼らが犬や猫を始めとして、お寺に出入りする様々な動物たちを身近に接し、
可愛がっていた様子が窺えます。

そしてその死に際しては、人間の葬儀に模した儀式を行うことによって、
その永遠の別れを悲しむと同時に、精一杯、追悼の意を現したのでした。

過去の禅僧たちと同じように、ペットや飼い主様の想いに添った供養を行うことこそ、
我々の使命と気持ちを新たにしています。


開眼法要

令和四年一月十四日に浄光塔の開眼法要を厳修いたしました。

当日は写真の通り、雪の降りしきる厳しい天候ではありましたが、
設計と建設に携わっていただきました石材店様などのご参加を頂き、
荘厳な雰囲気の中、動物たち諸霊の安寧を祈り、無事に円成することができました。